1. とちぎのしゅし
  2. 渡辺敬晴(なかがわ水遊園・飼育統括)|tochigi gene vol 4
渡辺敬晴(なかがわ水遊園・飼育統括)|tochigi gene vol 4
渡辺敬晴(なかがわ水遊園・飼育統括)|tochigi gene vol 4

渡辺敬晴(なかがわ水遊園・飼育統括)|tochigi gene vol 4

tochigigene

大田原市

自然ってすごいんだよ。

 

今後、水族館でのお仕事を通じて、どんな事をしていきたいですか?

まず、来た方々に、生き物の「楽しさ」「素晴らしさ」を少しでも感じてもらいたいです。住んでいる人はみんな知らないでしょうが、栃木には80種類の個性豊かな魚が住んでいます。

さらに、世界には約3万種類の魚がいます。当然、地域ごとにまったく違います。栃木や世界にはいろんな魚が生活している事を伝えていきたいですね

人は日々、人としか接しないので、人間中心で考えています。ただ、栃木や日本、地球には人間以外にもいろいろな生き物がいます、普段はなかなか意識できませんが、そのことを少しでも意識してもらえると嬉しい。「本当に人間が一番なのか?」って私は日々考えています。

渡辺敬晴 腕組み 検討 なかがわ水遊園 飼育責任者 tochigi gene

また、環境という視点で言えば、私がなかがわ水遊園で、飼育や繁殖を促す「環境づくり」をしているからこそ実感している「自然って凄い!素晴らしい!」という感覚を伝えていきたいです。

地球は色々な生き物がいるおかげで保たれています。本当に「絶妙で素晴らしいバランス」で保たれているんです。専門家ならこの生き物がいなくなると、生態系のバランスが崩れるというのが分かりますが、一般の人は理解できないでしょう。

しかし、ちょっとしたバランスがくずれると、ゆくゆくは自分たちの生活にも影響があるんです。

なかがわ水遊園 水槽 淡水魚 水族館 栃木県

生き物の中で、人間が一番環境を破壊しています。飼育を通じて「自然の偉大さ」を理解しているからこそ、心が痛いです。便利に暮らして行く為にはしょうがない部分もあります。

しかし、ちょっとした意識次第で「自然との共存をより良くできないか、その方法をうまく改善できないか」とよく思います。その為に、なかがわ水遊園での活動を通じて、人々の意識や、自然との関わり方を、ちょっとでも変えていけるのであれば、この仕事をしている意味がある気がします。

私はアマゾンに調査で2回行ったことがあります。日本に居ると様々な生き物がいる事やそのバランスというのは感じづらいかもしれませんが、アマゾンに行ってその大自然の中に身を置く事で「生き物中心」の世界がある事を実感しました。

頭でなく直感でした。そんな経験も活かしながら「色々な生き物が生きている事」を伝えていきたいです。

→すごく説得力がありますよね。魚の繁殖を促す環境をつくっていらっしゃるからこそ「自然の偉大さ、素晴らしさ」を人より感じていらっしゃる。

またアマゾンという日本とは次元が違う場所で感じた「生き物中心」という感覚を踏まえ、その自然や生き物の「尊さ」と、人々の「自然との共存意識」をなかがわ水遊園のお客様に伝えていくのですね。

5 栃木のしゅし へ つづく

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この記事を書いた人

石川智章

「栃木のしゅし」総合統括

県南エリア出身

ライフデザイン、WEBマーケティングの分野で実績を出し、都内ベンチャー企業の経営を歴任。親の闘病を機に栃木と東京の2拠点生活を開始。
「栃木の魅力を『住む視点』と『訪れる視点』から再発掘。人がイキイキできる仕組みを考えます!」
ライフデザイン、WEBマーケティングの分野で実績を出し、都内ベンチャー企業の経営を歴任。親の闘病を機に栃木と東京の2拠点生活を開始。
「栃木の魅力を『住む視点』と『訪れる視点』から再発掘。人がイキイキできる仕組みを考えます!」

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