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尚仁沢湧水群|全国名水百選・過去に1位の実績も!
目次
全国名水百選で過去に1位を獲得!幻想的な沢霧に心癒される「尚仁沢湧水群」
那須エリア、塩谷郡塩谷町の高原山(釈迦ヶ岳)山麓標高590mに位置する。
尚仁沢湧水群(しょうじんざわゆうすいぐん)」は、昭和60年(1985年)環境省が選定する全国名水百選に選ばれ、平成9年(1997年)には全国37都道府県から集められた美味しい水の中から見事全国第一位に認定されました。
その後も常に上位にランクインし、沢霧が立ち上がる美しい風景が有名な景勝地、尚仁沢湧水の魅力をご紹介します。
<栃木県最大の湧水地>
県内最大の湧水地、尚仁沢湧水群は一日に65,000トンにもなる豊富な湧水量を有し、水温も年間を通して11℃前後とほぼ一定のため冬でも凍結することはありません。
ブナなどの広葉樹の原生林の中、尚仁沢渓流沿いに歩いていくと、目の前に忽然と山肌から水が湧き出す光景がが現れます。
それも一か所だけでなく、山肌のいたるところから勢いよく湧き水が流れ出る光景は圧巻で、初めて訪れる人は驚くこと間違いなしです!
<尚仁沢湧水駐車場>
尚仁沢湧水群に向かうには駐車場から山道を30分ほど歩きます。
スニーカーなど歩きやすい靴が無難です。
途中の取水堰には休憩スペースがあります。
ここからけっこうな山道を登ります。
登りきると、今度は急な階段があります。
濡れてると滑りやすいので注意です。
階段を降りると吊り橋があり、その下を尚仁沢渓流が流れます。
しばらく渓流沿いの原生林を歩きます。
力強い根がむき出しになった巨木や、倒れて渓流にかかる橋の様になった倒木などダイナミックな光景が広がり、歩くだけでも森からパワーをもらえます。
木道が見えてくると尚仁沢湧水群に到着です。
<尚仁沢湧水群>
山肌から湧き出す水が幾筋もの沢となって尚仁沢湧水群を形成しています。その沢がやがて大きな流れとなって尚仁沢の本流に注ぎ込みます。
夏でも涼しく、木漏れ日の気持ちいい尚仁沢は避暑地としてもおすすめです。
苦労して山道を歩いた疲れもふっとぶ美しい風景ですね。
<幻想的な沢霧と光芒>
運が良ければこんな幻想的な光景に出会えます。
夏季の早朝、雨上がりなどの高い湿度と冷たい水とが相まって渓流の至る所で沢霧が立ち上り、そこに木漏れ日が射すと美しい光芒が見られます。
この光景を見ようと全国から多くのカメラファンが訪れる絶好の撮影スポットです。
<尚仁沢名水パーク>
尚仁沢湧水駐車場の近くにある「尚仁沢名水パーク(東荒川ダム親水公園)」では塩谷町が設置した取水場があり、源泉から直接導入している尚仁沢湧水の湧き水を汲むことができます。
もちろん無料でペットボトルなど容器に詰めて持ち帰れます。歩いて尚仁沢まで行くのが厳しい方でも気軽に名水を楽しめます。
隣にある「尚仁沢はーとらんど」では地元の特産品や軽食が楽しめます。
まとめ
全国百名水に数えられる尚仁沢湧水は大自然に囲まれ、雄大な自然を感じながらハイキングにもお勧めです。マイナスイオンたっぷりの空気に心も体も癒されること間違いなし。
奈良時代の山岳仏教が盛んだった頃は、信者が体を清めるため必ず立ち寄ったパワースポットだったといわれる尚仁沢湧水で、ぜひ大自然のパワーをもらってきてください。
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この記事を書いた人
Backy
撮影担当
県央エリア出身
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