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伝説の龍神が眠る大滝「龍門の滝」|那須烏山市
伝説の龍神が眠る大滝「龍門の滝」
自然豊かな栃木県には数多くの美しい滝があり、訪れる人に癒しを与えてくれます。
なかでも那須エリア、那須烏山市に位置する「龍門の滝」は那賀川に注ぐ江川にかかる高さ20メートル、幅65メートルと非常にダイナミック大滝です。
龍神が住んでいるという伝説が残る県内でも珍しい横長の滝「龍門の滝」に住まう龍神様に会いに行ってきました。
烏山線「滝駅」すぐそばに龍門の滝はあります。
無料の駐車場もあるのでアクセスしやすいです。
江川にかかる橋を渡ると「龍門ふるさと民芸館」が見えてきます。
建物の横に滝へと続く坂道があり、この時期は彼岸花が見事に咲いていました。この道を下るとすぐに滝が姿を現します。
大蛇が住まう滝
川には向こう岸まで石橋がかかり、滝壺の手前まで歩いていくことが出来ます。
この日は水量が少なく滝の幅は狭かったですが、間近で見ると結構迫力があります。
龍門の滝にはこんな民話が残っています。
滝の中段には直径4メートルにもなる「男釜」と直径2メートルの「女釜」と呼ばれる大穴が開いていて、そこには物凄い主が住んでいると言われていました。
この主を一目見たいと思った近くにある「太平寺」の和尚が滝の上の大岩に祭壇を作ってそこに座り、「もしも男釜に主がいるならば、その姿を現したまえ」と三七・二十一日もの間一心不乱にお祈りを続けました。
すると二十一日の満願の日、さっきまで晴れていた空は黒雲に覆われ嵐が吹き荒れると、男釜から大蛇があらわれいでて、大きな口から火炎を吐き火の玉のような眼を輝かせながら、ぐんぐん太平寺を目指してのし上がり、太平寺の仁王門に七巻半ほど巻き付いたといわれています。
それからこの滝を「龍門の滝」と呼ぶようになったそうです。
龍門の滝のすぐ近くは烏山線が通っていて、滝の上を電車が走っているように見える全国的にも珍しい撮影スポットで鉄道ファンにも人気があります。
伝説の龍神様にどうしても会いたい!!という方は途中にあった「龍門ふるさと民芸館」に立ち寄ってみましょう。
建物内にある「龍神洞」に眠る龍神様があなたの願いを叶えてくれるかも?
最上階の展望室の天井には「龍門の鳴龍」が描かれています。
龍門の滝を上から見ることができますよ。
民芸館のお隣には民話に登場した「太平寺」があります。
大蛇が巻き付いたといわれる「仁王門」も健在です。
まとめ
多くの民話が残る烏山、民話の時代に思いをはせながら都会では味わえないダイナミックな自然を堪能できる素晴らしい景勝地でした。
滝までの道は整備されているので、ご家族連れやお年寄りでも気軽にいくことができます。
秋の紅葉や春の桜とも美しいコラボレーションが見られる「龍門の滝」にぜひ足を運んで見てください!
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この記事を書いた人
Backy
撮影担当
県央エリア出身
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