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「子どものしつけ、ほめ方・叱り方」?? |いつもありがとう!お母さん通信
みなさんこんちは!5月5日はこどもの日!
ということで、お母さんたちの「子育ての悩み」や「その解決方法」「アイデア」を共有できる場として連載するお母さん通信。今回はお母さん目線で、子供たちの「しつけ」に関してお届けします!
皆さんご存じですか?「子育ての悩み」について、国の調査や、大手の保険会社・教育系企業が定期的におこなっているアンケートで、必ずと言っていいほど上位にランクインしているのが「しつけ」なんです。
子どもの「ほめ方、叱り方」も、お母さんが日々悩むことではないでしょうか?私もたびたび悩んでいます。今回は、お母さんたちの悩みのタネ「しつけ、ほめ方・叱り方」についてリサーチしました!ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
そもそも「しつけ」とはどんな意味なのでしょうか?
うちの息子の国語辞典を借りて調べてみました。
【しつけ】意味:礼儀作法や正しい行いを身につけさせること。
わが子がこの先にひとりの人間として、幸せに生きていくために必要なこと、それが「礼儀作法や正しい行いを身につけさせること」。
更に、「ウィキペディア」で「しつけ」を検索してみたところ、「概念的には伝統的な子どもへの誉め方や罰し方も含む」と記載されていました。
「正しい」って人それぞれ、難しい言葉です。汗
最近よく聞く「自己肯定感」とは?
さて、この「自己肯定感」というワード、最近よく見たり聞いたりするようになりました。
幼児期の「しつけ」や「生活習慣」、小学生になると勉強やスポーツ(習い事)など…これらを身につける土台となるのが「自己肯定感」だと言われています。
自己肯定感を一言で説明するならば「自分で自分のことを肯定する気持ちのこと」。
・「自分は大切な存在だ」
・「私は生きている価値がある」
・「僕は僕でいいんだ」
しかし、近年、内閣府から発表された調査結果では、日本では「自己肯定感が満足に育っていない子ども」が諸外国に比べて多いことが分かっています。
先日読んだ、島村 華子先生(オックスフォード大学児童発達学博士・モンテッソーリ&レッジョ・エミリア教育研究者)の著書『自分でできる子に育つほめ方 叱り方』の冒頭に、『じつは「ほめる」「叱る」の声のかけ方次第で、親子関係や子供の育ち方に大きな影響がみられます。』と書かれていました。
また『日本人に多いとされる「自己肯定感」の低い子どもは、(中略)「非効率なほめ方や叱り方」が原因かもしれないのです。』と続いており、「しつけ」するときの「ほめる・叱る」方法が「子供の成長」「自己肯定感」を育むことにも、とても重要だと気づかされました。
具体的に、どうほめる?どう叱る?
じゃあ、具体的にどうほめれたり、叱ればいいのか?さっそくリサーチしてみました。
<ほめ方のポイント>
・プロセスをほめる
・具体的にほめる
(すご〜い!だけではなく、具体的に何がすごいのかを伝えましょう)
・さらに質問をする
(その時どんな気持ちだった?そのことで一番頑張ったのはどんなこと?など)
子供は「何かを達成した喜び」「新しい発見をした驚き」「嬉しさ」などを、大好きなお母さんと共有したいと感じているそうです。共有することで幸せな気持ちになって、それが自己肯定感の向上にもつかがります。
また、具体的にどんな部分が良かったのかを伝えることで、子供は次へのモチベーションがアップするそうです。
(例)テストで100点!さぁ、なんてほめる?
◯:毎日、自主学習を頑張ってきたからだね!
◯:計算の見直し算もやってあるね!これで間違いにも気づけたんだね。
△:頭いいね〜!すごい!〇〇ちゃん、天才!
この場合、テストで良い結果が出るまでの「努力した過程」に着目し、声をかけてあげるのがポイント。また、工夫した部分があれば「具体的」にほめてあげるといいみたいです。
<叱り方のポイント>
・いきなり「ダメ!」を言わない
・プロセスに着目する
・好ましくない行動についての理由を説明する
・親の気持ちを伝える
「叱る」とは、罰を与えて子供の行動をコントロールすることではありません。
子供が生きていくために必要な知識や、正しい行いができる様にする事だというのを忘れずに!
頭ごなしに「ダメ!」と叱るのではなく、「ほめ方」のポイントと同じように「プロセス」や「具体的な理由」を意識して声かけしてあげてください。
(例)部屋にオモチャが散らかしっぱなし!さぁ、なんて叱る?
◯:たくさんの種類のオモチャを出して遊んだんだね!お母さんと一緒に片づけるのもやってみようか!
◯:お母さん、これだと掃除機をかけにくいから、オモチャが床に出てないほうが助かるな〜!
△:ダメじゃないの!こんなに散らかしちゃって!早く片づけなさい!
こんな時、つい「ダメじゃないの!」と言ってしまいがちですが、否定する前に、お母さんは「一呼吸」しましょう。そして状況を「肯定」してから冷静に声をかけます。
例えば、小さいお子さんの場合は一人で片づけすることはできませんから、お母さんと一緒に楽しみながら片づけして、「片づけ=楽しい・キレイになる」というプラスのイメージを持たせるのが効果的みたいです。
「床にオモチャが散乱していると掃除機がかけにくい」というお母さん自身の気持ちを素直に伝えるのも良さそうですね。
すでに口癖のようになっている「ほめ方・叱り方」を、上記のよう言い方になるように意識することで、子どもの成長や、親子の関係性が良い方向へ進むこともあるみたいです。
今からでも遅くない!!私も意識していこうと思います。
「しつけ」は年齢に合わせた内容で!
「何歳から何をする」という決まりはありません。あまり焦らずに、お子さんの成長に合わせて少しづつ進めていきましょう。先ほど説明したような「ほめ方・叱り方」を意識しておこなうのが一番のポイントです。
<1歳ころ>
まだ言葉が分からない時期。
>それでも、お母さんの身振りや表情からお子さんへ伝わるみたいです。子どもにとって危険な物や行為、他の人に危険を及ぼす物や行為を教え始めるのがオススメ。また、子どもに覚えてほしい行動(挨拶など)を親が積極的にとるようにしましょう。
<2歳ころ>
2歳と言えば「魔のイヤイヤ期」。自分でできる!という自発性や自立心が生まれる時期。
>だからこそ「トイレトレーニング」を挑戦するのに丁度いいとき。手先も器用になってくるので、洋服の着脱、スプーンやフォーク、お箸を使うなど、子どもが興味をもったらやらせてあげる。という対応も大切ですよね。
<3歳ころ>
3歳になると、自己主張をするように。できることが多くなり、今までは親にやってもらっていたことも、自分でやるようになります。
>脱いだ靴を並べる、服を片付ける、おもちゃ、絵本をしまうなど、お片付けの習慣や、簡単な「お手伝い」をさせてみてもいい時期ですね。
<4歳ころ>
自他の区別が芽生え、自分の意志がハッキリしてくるこの時期。
>できることが増えたからこそ、基本的な生活習慣をしっかり身につけさせる。着替えや食事など、自分でやっているときは、できるだけ手を出さず、じっと見守ってあげてもいいですよね。
<5歳ころ>
自分の欲求をおさえ、ルールに従って遊ぶなど、感情のコントロールが少しづつできるようになる頃です。
>例えば「テレビゲームをやる時間」を親子で一緒に決め、そのルールを守ることを教えましょう。なかなか難しいですが、公共の場でのルールやマナーも、まずは親が見本となり学ばせましょう。
<小学校低学年ころ>
小学生になると登校から下校まで「時間」で行動するようになります。
>時間を守ることを意識させましょう。また、学校では授業をうけるようになります。家庭でも勉強の時間を設けて「勉強の習慣」がつくといいですよね!
<小学校高学年ころ>
「しつけ」というイメージから遠ざかる印象の高学年ですが、いよいよ思春期の代名詞「反抗期」が始まります。
>「思春期なんだな〜」と意識しつつ、高学年としての子どもたちの「プライド」も大切にして接っすることができるといいですよね。もし間違った行動をしてしまったときや、大事なことを伝える際には「理由」も含めて、子どもが納得できるように伝える事を意識してみましょう。この時期に「遊びや勉強など時間の切り替え、管理の習慣」がついたら、中学・高校などでも活きますよね。
まとめ
お母さんが子どもの「しつけ」に悩むのは当たり前です。いまだに「しつけ教本」など正解なんてものは存在しないんですから。もちろん、今回の記事の内容も一例にすぎません。
「子どもには必ずこう言わなければいけない」と完璧を求めるのではなく、自分のできる範囲でかまわないと私は思います。しかし「ほめ方・叱り方」を少し意識しながら、子どもの成長に合わせて「しつけ」をおこなっていくことで、見えてくるものがあるかもしれません。
そして「私のしつけは大丈夫かな?」と不安になったり、「どうして上手くいかないんだろう」とイライラしてしまうこともたくさんありますよね。
そんなときは、「しつけ」について、ネットやSNSで調べてみたり、自分の周りにいる「お子さんがいるお父さんお母さん」に聞いてみるのもいいですね。「やっぱり同じようなことで悩んでいるのか〜」と安心したり、画期的なアイデアを知ることができるかもしれません!
今回の記事も、そんなアイデアの一つになったら嬉しいです!
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この記事を書いた人
yukie
編集・ライティング担当
県南エリア在住
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