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書けなかったらとりあえず寝る|書いていこうよ、プロじゃなくても|#6
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書けなかったらとりあえず寝る|書いていこうよ、プロじゃなくても|#6

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山越栞 ライター とちぎのしゅし 栃木

 

こんにちは、ライター・編集者として活動している山越栞です。

 

この連載は、書くことを通じて、より多くの人が自己実現に近づくことを願い、「プロじゃなくても書いていこうよ」「なにもしないより書いたほうがきっといいよ」と伝えていくものです。


たとえば今いる環境に閉塞感を抱いている人、やりたいことはあってもどう吐き出すべきか模索中な人に読んでもらえたら嬉しいです。



第6回のこの記事では、「筆が進まなかったらとりあえず寝る」くらいの潔さと心の余裕を持っていたいものですね…という投げかけです。

 

いつもギリギリの状態で書くことになってしまう人の助けになれば嬉しいです。

 

「まぁいいや、とりあえず寝よう」

 

書こうと思ってもどうしてもいい文章が頭に浮かんでこなかったとき、アーティストの知人に「いいアイデアが何も浮かんでこないときってどうしてる?」と相談してみたことがあります。

 

すると「とりあえず寝る!」というアドバイスが…(笑)。
ふざけているように感じるかもしれませんが、これってたしかに重要なハックだなと腑に落ちました。

 

考え尽くしてもピンと来ないときは、それ自体から離れてみると、ふとしたときに雲間から光が差すようなひらめきが訪れたりもします。

 

「あ!そうだ!あれを書けばいいんだ!」みたいな感じ。

 

ここまではならなくとも、考えても進まなくて疲れてしまったら、一度スイッチを切りかえてみる選択肢を持っておくといいのかもしれません。

 

寝ること以外にも、お散歩にでかけてみるとか、本や映画などの別のコンテンツに触れてみるとか。

 

悩むのは「とりあえず寝る」ができるうちに

 

ここまで読んでいただいて、お気づきの方もいるかもしれません。

 

考えが行き詰まったときに「とりあえず寝よ〜っと」なんて思えるのは、「とりあえず寝る」だけの時間的な余裕がある人にのみ与えられた権利です。

 

例えば、締め切り当日になって書き始めたものの、書いている途中で「どうしよう。全く進まない…」と手が止まってしまうなんてこともあります。これは大ピンチですね。もしかしたら深夜までPCとにらめっこする羽目になるかも。

 

だからこそ、「とりあえず寝る」くらいの時間を確保できるうちに、少しでもいいから手を動かしておくのが得策です。

 

まずは書きたい要素だけでも軽くメモしておけば、何も着手しないうちに締め切り当日を迎えるよりは100歩くらい進んでいます。

 

だって、文章を書く際にもっともパワーが必要なのって、実は書き始めるときだったりしませんか?

 

もしそうならば、ほんの少しでも着手してさえいれば、そのときに文章を書くためのエンジンがかけられた状態になるはずです。

(というのを今、自分自身に言い聞かせながら書いています。)

 

書き終わるまでの道のりは未知数だからこそ

 

どっちのほうがいい、という訳ではないけれど、世の中には作業時間をコントロールしやすい仕事と、どれくらいかかるのかが見えにくい仕事がありますよね。

 

美味しいシュークリームを箱に詰める仕事は、どんどん箱詰めすればするほど仕事が進むけれど…。

 

文章を書くことは、「考える→かたちにする」がそれぞれ作業時間として数えられないものなので、どれくらいで完了するのかはそのときどきで差があります。

 

そもそも「書く」という行為には、費やす時間以外にもあらゆる未知数の可能性があるから。そこに一区切りをつけるためにも、締め切りは必要なんですねきっと。

 

そう考えると、なおさら「とりあえず今日は寝よう」なんて言える余白をいつでも持っていたいものです。

 

山越栞 ライター とちぎのしゅし 栃木

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この記事を書いた人

山越 栞

企画・編集・ライティング

日光エリア・東京在住

フリーランスの編集者・ライター。出版系の制作会社にて書籍や雑誌、web媒体の編集やディレクション業などを経験後に独立。現在はwebメディア運営、冊子の編集、ライタースクール講師などを中心に活動中。
フリーランスの編集者・ライター。出版系の制作会社にて書籍や雑誌、web媒体の編集やディレクション業などを経験後に独立。現在はwebメディア運営、冊子の編集、ライタースクール講師などを中心に活動中。

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