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- ソーシャルセクター編(NPO・一般社団法人)「コロナで変わる事・私たちが変える事」Vol,2
![ソーシャルセクター編(NPO・一般社団法人)「コロナで変わる事・私たちが変える事」Vol,2](https://tochigi-seeds.com/wp/wp-content/uploads/2020/05/covid_thumb_npo.jpg)
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ソーシャルセクター編(NPO・一般社団法人)「コロナで変わる事・私たちが変える事」Vol,2
![コロナ NPO 一般社団法人](http://tochigi-seeds.chowder.jp/wp/wp-content/uploads/2020/05/covid_main2_npo-1-1024x538.jpg)
目次
新型コロナウイルスに関する「変わる事」「変える事」
新型コロナウイルスの感染拡大による影響は、一般家庭だけではなく、企業やNPOなどの社会貢献団体に深刻な状況をもたらしています。
「人と人との繋がりを大切にして」社会課題の解決を行ってきた、NPOや一般社団法人などのソーシャルセクターで活動する方々は、現在どのような問題に直面し、この先をどのように見据えているのか?
団体代表の方に話をお聞きしましたので、そちらの紹介と考察をお伝えします。
どんな活動をしているのかを改めてご紹介します
私、古河(フルカワ)は、栃木県小山市出身です。
地元栃木県で若者と地域を繋ぐNPOに参画し、地域コーディネーター/プロデューサー/ファシリテーターとして活動しています。
その他に、仲間たちと地域に必要なことや、地域を楽しむことを企画して展開しています。
![古河さんミーティングの様子](http://tochigi-seeds.chowder.jp/wp/wp-content/uploads/2020/05/image3-1024x683.jpg)
<活動内容>
①NPO法人「とちぎユースサポーターズネットワーク」(理事)
「Iターン・Uターンや関係人口創出の支援」や「若者の学びの場づくり」など、若者の力を活かして、地域の課題解決を加速することに取り組む。
②一般社団法人「カゼトツチ」(代表理事)
「おやま移住者交流会」「おやま妄想会議」など、小山市を中心に暮らしを支える多彩な活動に取り組む。
「変わった事」直面している問題
1.ソーシャルセクター全体では・・・
①コロナによって新たな問題が発生
1)経済的困窮や教育、子育てなど、様々な場面で問題が発生。
2)人と人との繋がりを作ることで課題解決をしてきた団体が多いが、接触に制限がかけられています。
②潜在化していた問題(組織内の不安定な財務や雇用状況など)が、顕在化してきた。
1)経済的余裕がある団体は総じて少ないので、活動維持できない団体が出てくる。
NPOなどのソーシャルセクターが弱くなると、困難を抱える人たちを支えられなくなってしまうという危機感があります。
2)多くの団体が同じように困っているので、寄付金や補助金だけで補うのは難しいのではないか。
2.私たちの団体では・・・
①現在、コロナによって、若者の経済的な困りごとや、教育に関する困りごとなど、新たな問題に対する取り組み案などを考えています。
②計画していた業務(学校内での授業やイベント)が、不透明な状況になっています。
![古河さん紹介画像](http://tochigi-seeds.chowder.jp/wp/wp-content/uploads/2020/05/image2-1024x682.jpg)
3.他のNPO・一般社団法人などでは・・・
①生きづらさを抱えた若者を支援する団体では
1)利用者に寄り添うスタイルで活動していたが、直接会うことが出来なくなった。
2)オンラインでの相談対応にシフトしているが、やり方は模索中とのことでした。
②高齢者の孤立化の予防と解消ができる、地域の仕組み作りを実施する団体では
1)感染した場合に重症化するリスクの高い高齢者の身を案じ、活動規模を縮小している状況。
![スライド解説中の古河さん](http://tochigi-seeds.chowder.jp/wp/wp-content/uploads/2020/05/image1-1024x684.jpg)
「変える事」これからの活動展望
(1) 生まれる格差
この変化による、社会課題の深刻化が想像できる。様々な格差が生まれてくると考えます。
→ここは、状況を注視しながら、対応策を模索していく予定です。
(2)新しいやり方
会社やお店の活動の仕方が変わり、社会全体の変化に合わせて、NPOも新しいシステムや活動の仕方を考えることになるでしょう。
→こちらも、「withコロナ時代」のNPOのあり方、関わり方を現在進行形で模索しています!
(3)オンラインの活用
① オンラインによる活動は、「場の空気を感じとることが難しい」面もあります。難しさもあるが、この先オンラインに慣れれば、場の空気感を掴めるようになるかもしれません。
②遠隔地に居ながら会議に参加したり、セミナーを開催するなど、オンラインで仕事ができることで、これまでネックだった移動時間などが減ります。そうなれば、新しい還元の方法も生まれるかもしれません。
→コミュニケーションに関して、今まではリアルが当たり前でしたが、現状の手段としてはオンラインが最有力だと思います。
プラス面もたくさんあるので、積極的に活用していく予定です。今後は「どうリアルとすみ分けていくのか?」が課題だと考えています。
(4)地方の可能性
これまでの「地方創生」とは異なる視点で「地方の可能性」が見直されはじめています。地方のNPO視点で考えると、今まで出来なかった新しい取り組みが生まれる未来にしていきたいと思います。
→ここは様子を見ながら「非接触型」など、配慮しながら企画を練っていく予定です。
各地で活動される皆様!この困難を共に乗り越えて参りましょう!
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この記事を書いた人
古河大輔
企画・編集・イベント
県東エリア在住
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