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近隣自治体職員が県や地域の境界を超えて学びあう|STONY
栃木県小山市にある白鴎大学にて、月に一度、周辺の自治体職員が集まり、地域の垣根を超えた勉強会をしているらしい!なにそれ「素敵!!」
という事で、お邪魔してきました!
「地域活性化研究会 STONY」
目的
「自治体間の情報交換や参加者個人のスキルアップ(気づき・市民活動への参加のキッカケなど)を目的としながら、顔の見えるユルい関係性をつくる事」
を目的とした研究会だそうです。
主たる自治体は6つ
栃木県からは下野市,栃木市,小山市,野木町,の4つ。
茨城県からは結城市,古河市の2つの自治体職員が軸となり活動されています。
活動内容
月1回。就業後の18:30~20:00で開催。場所は白鴎大学 ・本キャンパス。
前半は、様々な活動をされている方をゲストとしてお招きし、活動内容や背景にある考えを学びます。後半では講師への質疑応答。それぞれの市の「旬なイベント」などの告知をしあいます。
勉強会の後は、必ず懇親会を開き、食事やお酒を交わしながら、近況報告や意見交換をし、交流を深めていらっしゃいます。
主宰
「結城市役所職員・飯島さん」×「白鴎大学・結城教授」
主宰の飯島さんにお話をうかがってきました!
活動のきっかけを教えてください。
平成19年に結城市役所に新設された「まちづくり推進課」に私が異動し、「協働のまちづくり」を進める事になりました。
そこで、結城市の「市民まちづくり委員会」の座長を務められていた、白鴎大学の人類学者である結城教授と出会い、「協働」を推進するための様々な提言やアドバイスを頂いてました。
先生は当時,栃木県南部の市町でも「公募型補助金の審査委員」や「協働に関する委員」なども務められていて、私も勉強がてら、栃木県の市民協働や市民活動に関わるプレゼンや講演会に参加していたんです。
そんな中で,先生から「行政の横のつながり」をつくって勉強会をやったらいいんじゃないか、とお話しを頂き、話が盛り上がっていく中で、「場所は白鴎大学で」「終わった後に懇親会もやろう」という大まかな枠組みが決まっていきました。
そこから、活動を通じて知り合っていた近隣の自治体職員にお声がけし、本格的に活動がスタートしました。
>飯島さんの意欲と、白鴎大学の結城教授の柔軟な発想から生まれた会なんですね!
STONY(ストーニー)という名前の由来は?
平成23年9月から参加した本橋芳男氏(栃木市の地域まちづくり課長)が,個性的な名称が必要と提案してくれました。
平成26年5月に,会を構成する市町の頭文字を採り,シャッフルして考案。
S:下野市 T:栃木市 O:小山市 N:野木町 Y:結城市
※ 29年度の途中から古河市が加入してくれました。
メンバーは,人事異動に伴い変化がありますが、基本的には市民協働に関する部署の職員は顔は出してくれています。
>新たに参加する自治体が増えているのはなんとなく嬉しい!
今後の展望を教えてください!
これまで同様,毎月1回の勉強会を通じて,ユルイ関係をつくっていきたいですね。
その中で,自ら覚醒し地域づくりや職場の「改善」に取り組むなど,新しい地平を開く職員が生まれることに期待しています!
>「自ら覚醒」という言葉が本質の様に感じます。 ただ、基本は「ユルイ関係」というのが参加しやすく、いいのかもしれませんね。
まとめ
参加してみて、たくさんの「価値」が内蔵している会だと感じました。
学習という点では、民間の講師や結城先生がいらっしゃり、連携という点では、告知や飲み会などから近隣の自治体職員とも交流できる。
最終的なオチは、参加する職員が「それぞれの自治体で何をやるか」
だと思いますが、そのヒントがあり、間接的にサポートし合える出逢いも得れるでしょう。
可能性
参加者の共通の目的である「市民共働」や「近隣自治体の連携」は、各自治体にとって、今後の変革をもたらすとても大切なポイントだと感じます。
根本的に、概念や仕組みが更新されていく事を望みますが、今は、プライベートの時間を使って、モチベーションをもって自主的に活動される職員さんにRESPECT!!
STONYで学び、連携しあう職員さんと各自治体の今後の進化や化学反応に期待したいですね!
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この記事を書いた人
石川智章
「栃木のしゅし」総合統括
県南エリア出身
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