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「森林・里山の保全活用と若者の育成」|とちぎのSocialGood|NPO法人トチギ環境未来基地
栃木県での素敵な活動をご紹介する「とちぎのSocialGood」!
今回は、益子町を中心に「 森林・里山の保全活用と若者の育成 」に取り組む、 NPO法人トチギ環境未来基地 さんをご紹介します!
目次
回答者のプロフィール
栃木県益子町を中心に活動する「NPO法人トチギ環境未来基地 」で理事長をやっている塚本竜也と申します!
森林・里山の保全活用と若者の育成 をテーマとする活動しています!以前は東京のNPOで働いていました!
活動にやりがいを感じる瞬間を教えてください!
作業自体は結構ハードですが、集まったボランティアの皆さんと力を合わせてやりとげることで得られる達成感です!あとは、きれいになった里山を実感できる時ですね。
活動内容
若者を主体とした里山の整備活動を行っています。
活動の柱は、若者のチームによる長期間滞在型の里山づくりプログラムで、3ヵ月間3-5人の若者が益子町の活動拠点で共同生活をしながら日中は森林、里山整備活動に取り組んでいます。
手入れができず荒れた里山を整備し、持続的に維持できるように子どもの自然体験活動など里山の活用もおこなっています。
活動への想い
過疎化や高齢化が進み維持できなくなっていく里山を、未来にわたって豊かに守っていくためにはボランティアの力が不可欠。特に若い人たちの力が必要です。
若者たちの力で里山を守る具体的なプログラムをつくりたかったんです。米国のConservation Corpsを一つのモデル、目標にチャレンジ中。
転機・エピソード
東日本大震災ですね。
栃木での通常活動に加え、福島県いわき市での災害ボランティア活動を開始させました。
その展開の中で津波の被害を受けた海岸林の再生プロジェクトもスタートしたんです。その活動には年間1500人がいまも活動に参加してくださっています。
企業、学校など多様なグループとの連携活動が本格的にスタートするきっかけになりました。
独自の取り組み・強み
若者のチームによる3ヵ月滞在型の森づくりプログラムは、日本でも他に例の少ない活動形態です。
参加した若者のうち、プログラム終了後21人がNPOで働き始めました。地域の里山や森林を保全しながら次の次代を担う若者の育成にもつながっているところ。
課題・協力のお願い
里山への入口の多様化です。森林や里山に興味がある人に対して、若者だけでなく、もっとすそ野を広げ、里山へ続く入口を多様にしていきたいです。
そのためには、多様な分野の団体との連携活動などを積極的に構築していきたい。森の整備だけでなく、森で遊ぶ、森のクッキング、森の健康づくりなどなどを展開していきたいです。
今後の展望
次回2019年秋のプログラムで20回目の開催を迎えるTochigi Conservation Corps(トチギ コンサベーションコア)プログラムを今後も継続して実施していきたいです。
それにより人が入れ替わっても「いつも地域のために汗を流す若者たちがいる」という仕組みを築きたい。
里山や森林の中で体を使いながらいろいろ考え、自信の成長にもつなげていくみどりのキャリアパスをもう少し日本にも普及、定着していきたいですね。
参加・寄付の情報
◆ボランティアは随時募集しています! ホームページを参照いただけますと幸いです。 ◆ご寄付は、特に子どもの里山プロジェクトで募集をしています。 子どもたちが安全に楽しく遊べる里山を増やす取り組みで、里山で子どもたちの感性を育みます。 ご支援よろしくお願いします! |
団体の基本情報
団体名 | NPO法人トチギ環境未来基地 |
活動ジャンル・テーマ | 森林・里山の保全活用と若者の育成 |
活動エリア | 芳賀郡益子町・市貝町・茂木町・宇都宮市 |
住所 | 栃木県芳賀郡益子町大沢2584-1 |
設立年 | 2009 |
電話番号 | 0285-81-5373 |
スタッフの数 | 2 |
メール | Tochigi@conservation-corps.jp |
団体webサイトSNS | https://www.tochigi-cc.org/ |
編集部コメント
地域の自然環境を「守り」、担い手となる若者や子どもたちも「育む」。そうやって「生態系」を次世代に受け継いでいく「循環」を生み出している団体です!
自然と関わる「入口」をつくり、国籍や世代を越えた「多様なひとたち」がともに汗を流している取り組みには「これからの自然との関わり方」へのヒントが、たくさんつまっていると思います!
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この記事を書いた人
古河大輔
企画・編集・イベント
県東エリア在住
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