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事例に学ぶ!地域づくりスキルアップ講座@栃木県
栃木県庁にて開催された「事例に学ぶ!地域づくりスキルアップ講座」にお邪魔して参りました!
今回は第2弾。新潟県の大地の芸術祭を取り上げ「巨大アートイベントで成果を引き出す」という題材でした。
地域づくりスキルアップ講座とは
地域づくりに関して、精力的に活動されている方や興味がある方を対象とした講座。担い手支援プログラムとして、各地域で活動されている方をお呼びして学んでいきます。
地域の活動に必要な仕組みや人材のお話しから資金面の話まで、実践者の具体的な体験談を聞ける貴重な機会!
【主催】栃木県
【運営協力】NPO法人「とちぎユースサポーターズネットワーク」
【開会のことば】
栃木県総合政策部地域振興課:加藤主事のご挨拶でスタート!
大地の芸術祭(新潟県)の事例に学ぶ
新潟県で3年に1度開催される「大地の芸術祭‐越後妻有アートトリエンナーレ‐」の取り組みについて詳しくお話をうかがいました!
過疎化が進む各集落の「自然」「空き家・廃校」「伝統文化」を活用した現代アートが地域全体をアート色に染めます。年々話題は広がり様々な自治体からも注目を浴びています!
【人間は自然に内包される】
「人間も芸術も自然とともに生きている」ということを大地の芸術祭の基本理念としているそうです。
自然と現代アートを融合させ「①アート作品、②空家・廃校の再利用、③公共工事、④料理、⑤お土産のデザイン」などの細部にまでこだわり、各集落の魅力を引き出されていらっしゃいます。
アートを一ヶ所に集中させず、敢えて点在させることで、訪れた方により多くの集落へ訪れてもらう工夫もされています。そうする事で「地域のお年寄りを元気にする」事も目的としているそうです。
す、素敵!!
【地域との連携】
芸術祭の費用には公的な資金も含まれており、初めは地元住民からは「もっと暮らしを考えた使い道があるのでは?」と疑問や反発もあったそうです。
しかし、芸術祭のコンセプトや魅力をご理解して頂く為にコツコツと伝え続け、「想い」が徐々に浸透し、街全体で協力しあって展開される芸術祭となっていきます。
地元住民のご理解と芸術祭のサポーターであるボランティア団体の「こへび隊」の協力無しではこの芸術祭も成り立たせることは難しいというお話から、「人の繋がり」の重要性を再認識させられました。
大地の芸術祭は日本ではとても有名です。大成功を収めている印象でしたが、課題のお話もいくつかお伺いし、どんな事においても出てきた課題をどう解決するかが大切だと感じました。
グループディスカッション
プログラムの中で各グループに分かれてのディスカッションがありました。
ご一緒させて頂いた皆さんをご紹介します!
「Uターン」2年前に東京から地元である那須塩原市にUターン!
西那須野創業塾のメイン講師も努められており、地方創生に力を注がれております!
宇都宮市ご出身!
栃木県の大自然を生かした仕事をやりたいというご意向で参加されてました!
「移住」大阪からさくら市喜連川に移住!
現在は地域活性団体の一員として喜連川地域づくりのヒントを求めて参加されていました!
みなさんそれぞれの「想い」をお持ちでいらっしゃいました。
【質疑応答】
各グループからたくさんの質問が上がっていました!
NPO法人とちぎユースサポーターズネットワーク「岩井代表理事」
地域課題を解決するには若者のアイデアと発想力が必要不可欠。若者の地域への関わり方、若者を後押しする先輩方との懸け橋となるべく「NPO法人とちぎユースサポーターズネットワーク」を発足させたそうです。
「自分たちが住みたい街と思えることが最も大切なこと。未来へ繋ぐ社会環境整備と若者の支援をし、地方の魅力を創造してより良い未来を築いていきたいです。」
お忙しい中、親身にご対応頂きました!
まとめ
芸術祭をきっかけに訪れる若者やボランティアとの交流で地元のお年寄りも元気になるという視点はとても素敵でした。
大地の芸術祭は大成功を収めていると感じましたが、課題としてあった「過疎・高齢化」。これは対岸の火事ではなく、我々にとっても課題になるでしょう。どうやって若者にも参加してもらうか?そして次世代に引き継いでいくか?改めて考えさせられました。
都内にはない地方の魅力。それが何なのか?
私自身も考え・表現発信し、伝え続けることしていきたい。今後も地域活性に繋がるイベントや講座に積極的に参加しアクションしていきたいと思います!
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この記事を書いた人
IKUO
リサーチ・ライティング担当
県南エリア出身
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