- とちぎのしゅし
- Art Exhibition / ReSET -リセット-
Art Exhibition / ReSET -リセット-
11月17日(土)18日(日)の2日間、宇都宮市にある「雅秀殿」にて、多種多様なクリエイターが集結し「大人の五感を刺激するアートイベント」Art Exhibition 「ReSET-リセット-」が開催されました。
1.ReSET -リセット-について
「大人の五感を刺激するアートイベント」をコンセプトに、視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚が一つの会場で楽しめるイベント。
絵画職人として活動するアーティストの山形 和宏さんが発案し、「rebellion-リベリオン-」のメンバーとともに計画し、賛同した各ジャンルのアーティストたちが集い開催。
会場は数年前に閉店した飲食店、Chinese Restaurant「雅秀殿 宇都宮本店」を活用。広々とした空間が様々な作品で彩られました。
3.作品紹介
■高橋 洋直様/造形
入り口近くに展示され、最初に目に飛び込んでくる作品達。今にも動き出しそうな鉄でつくられた生き物の数々。
■福田 浩子様/銅版画
日本の妖怪をモチーフにした作品。怖さを飛び越えた美しさがあり、想像を掻き立てられました。
■GEBC craft様/ペン画
規則的なようで不規則な美しい模様表現。キャンバスに描いた作品はもちろん、マネキンに描かれたカラフルな模様が印象的。
■牛丸 佐伯 (Ushimaru Saeki)/絵画
女性らしい鮮やかな色彩と美しい丸みのある絵画の世界観で見ていてとても穏やかな気持ちにされられます。
■稲村 毛玉/イラスト
女性らしい鮮やかな色彩と美しい丸みのある絵画の世界観で見ていてとても穏やかな気持ちにされられます。
■Viollante Design/写真、■平石 彰之/書
■D.Works/ハンドメイド インテリア
会場の一角に映画のワンシーンに登場しそうな空間が広がります。一つ一つの小物にこだわりがあり、自分好みの作品を探している時のワクワク感がたまりません。
■石田 遥香/Candle Art Season
空間に足を運んだ際にふわっと漂うキャンドルのいい香りが迎え入れてくれます。たくさん並べられた灯と共に、落ち着いた気持ちを与えてもらいました。手作りならではの温かみを感じれる作品。
■Sunlit/真鍮アクセサリー
■花賣所 松のや/生花店
■massan/鉛筆画
まるで写真と見違えるほどの鉛筆画。その質感や光の演出表現に独特の美しさがそこにありました。
■R2K custom design/プロペインター
会場中央のスペースで行われていたライブペイントには出来上がりの期待感からずっと見ていたい気分に。作品もとてもクールで独自の世界観を持っていました。
■山形 和宏/絵画職人
会場2階に飾られた作品の数々に目を奪われました。特にSUMMER SONICでの作品のインパクトが凄い!その大きさや表現方法、色使いの大胆さに感動させられました。
ライブペイントを行う姿は緊張感が伝わり、今感じている思いや空気感の表現に魅せらる。観覧者様と一緒に作り上げるライブには一体感得る。
■美容室 Hair design D./ヘアショー
■山脇 建二/VJ
■山形 佳右/DJ
■myu/シンガーソングライター、■作新楽音会「 ensemble tale 」/吹奏楽団、■県内アシッドジャズ・バンド
■イタリア料理「GIOVANNI」
■創作DINING「時の間」、■オーガニックレストラン「 Smile farm.kitchen 」
4.主催者様のコメント
■プロフィール
山形 和宏/ヤマガタ カズヒロ
栃木県宇都宮市出身/二十歳頃から独学で絵画を学び、2015年に千葉県で行われた音楽フェスティバル「 SUMMER SONIC 」からアーティスト活動をスタート。主に栃木県内はもちろん様々なイベントでライブペイントを行っている。
広告・メディア業界を経て、現在は家業の建築会社に勤務。一方で建築と絵画を合わせた「絵画職人」という仕事も展開。(商標登録出願) 主に住宅や店舗などの建築現場に壁画制作を提案し、建築知識とアーティストの感性を武器に商業の世界にも活躍の場を広げている。
■開催の経緯
会場となった旧 雅秀殿を取り壊すという話をうかがい、無くなってしまう前にイベントを行わせて頂けないかと、相談を持ちかけました。
そこから、県内では見たこともない様なクールなアート展を行いたいと構想が膨らみ、以前からイベントを共に行なっていたチーム「rebellion-リベリオン-」のメンバーにも相談してプロジェクトがスタート。
※ rebellion-リベリオン- とは
・宇都宮市若松原にある美容室 「Hair Design D. 」オーナー 兼 美容師/石川 雄太
・栃木県内を拠点に活動する 建築設計事務所「Viollante Design」 代表 兼 建築士/関 浩平
・宇都宮市の建築会社 「(有)山形建築工業」常務/ 山形 和宏
以上の3名によるチーム
美容師×写真撮影×ハンドメイド・インテリアを制作販売する 石川。建築士×写真家の関(建築と写真を発信するSNSではフォロワー数3万人を抱える)。 工務店勤務×絵画アーティストの山形。本業とは別のクリエイティブな活動をする3名が本業以外の事でアクションを起こす事を目的としたチーム。
上記3名を中心に、「様々な表現者を集めた大人の為の上質なアートイベント」をテーマに企画を立てていきました。
■開催後の想い
「ただただ格好いい」「地方では見たことも無いクールで上質なアート」「目の肥えた大人に見てほしい」というイベントイメージを沢山の方々のおかげで形にする事ができました。想像以上の結果になり、出展者の方々への感謝の気持ちで一杯です。
そして準備期間も含め、皆さんの感性や発想力、技術や知識に圧倒されました。
こんなにもセンスの高い方々と関われてとても有り難い時間でした。
今回は後援も委託も無しで全て自分達のSNSで宣伝を行い、集客に不安がありましたが、美容室の顧客様やSNSのフォロワーさんにリアクションを頂けた事、更に様々なメディアの方々にも興味を持って頂けて、最終的には県内の雑誌1社、新聞2社、そしてネットメディアであるとちぎのしゅしさん、計4社の方々に取り上げて頂き、とても感謝しております。おかげさまで2日間で300人以上の方々に来場して頂けました。
■今後の活動について
今回、私自身もたくさんの刺激を受けました。ここからより一層「絵画職人」という仕事の質を高めていきます。
私は、アーティストや建築業の職人さんの、技術への対価が乏しいという事を課題に感じています。
日本ではアニメや漫画への関心は強く、市場や地位も確立されていますが、絵画などの美術は遠い存在にあると考えます。高い技術やセンスがあっても有名でなければ世に出るチャンスが少なく、市場も少ない印象です。また、職人さんについても素晴らしい技術を持っていても、仕事の単価を低くせざるを得ない状況を実感しています。
これらの課題に対して、絵画をもっと身近な嗜好品の様な存在にしつつ、職人的な技術に対して高い評価や対価を受ける事ができるように「絵画職人」という仕事で、世の中に変化を与えるアクションを起こしていければと思っています。
5.まとめ
普段見ることのできない様々なアーティストの作品達。
飲食店であった広々とした空間を余すことなく使い、個性を放つ作り込まれた作品達。飲食も楽しみながら観れるというのは、シンプルですが、居心地の良さがグッとあがる感じがしました。
会場を包む音楽、美味しい食べ物、視覚に刺激を与えてくれる作品達、その作品を手にとって感じる質感、会場を彩る草花やアロマの香りなどから、まさに「大人の五感を刺激する」というコンセプトを体感できました。
■facebookイベントページ
→ 詳しくはこちら
■SNS
・Instagram
・Facebook
・Twitter
・YouTube
全てアート専用で「山形 和宏」名義
\SNSで記事をシェア/
この記事を書いた人
荒居健太
クリエイティブ統括
県東エリア出身
関連記事
Related
この記事を読まれている方には
こちらもおすすめ!