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那須烏山の観光スポット 押さえておきたい5ヵ所

栃木県東部に位置する那須烏山市。直ぐお隣りは茨城県です。那須烏山市といえば、450年の歴史を持つ「山あげ祭」が有名です。2016年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されました。

また、難攻不落といわれた山城「烏山城」は、昨年築城600年を迎えました。山あげ祭も、烏山城下のもと、時の城主「那須 資胤(なす すけたね)」が五穀豊穣・疫病退散を祈願して始まったお祭りです。
そんな城下町の名残を今も感じることができる那須烏山市、「山あげ祭」だけではないんです、他にも見どころがたくさんあるんですよ!ということで、今回は那須烏山市の観光スポット5選をご紹介します!
①山あげ会館

那須烏山市に来たらまずはココ!「山あげ会館」です。
山あげ祭は、毎年7月第4週の金・土・日の3日間で行われます。この3日間に是非お越しいただきたいのですが、そうはいかない方も多いと思います。

山あげ会館では、山あげ祭の歴史、説明などを映像やミニチュア劇、展示といった多様な形でご案内しています。山あげ祭の伝統や式たりを言葉だけで説明するのは正直むずかしいところもあるので、実際の映像なら、とても分かりやすいので是非ご覧いただきたいです。
また名物ロボット「勘助じいさん」が、栃木なまりで説明してくれるミニチュア劇も味があってオススメです!祭の雰囲気を十分感じてもらえると思います。

山あげ祭では6台の立派な大屋台が出るのですが、山あげ会館には「元田町」「金井町」「日野町」の3台の屋台が展示されており、目の前で見ることができます。荘厳で迫力のある大屋台の装飾を是非とも間近で見ていただきたいです!

この山あげ会館では、会館前のスペースで朝市やマルシェ、商工会祭りなどが定期的に開催されています。祭りの時期以外でも、気軽に遊びに来ていただけたらと思います!

山あげ会館
■住所:〒321-0628 栃木県那須烏山市金井2-5-26(山あげ会館内)
■電話:0287-84-1977
■会館時間:9時~16時
■休館日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日)年末年始(12月29日~1月3日)
■入館料:個人250円・団体(団体は10人以上)200円
※小中学生は個人・団体ともに100円
■商工観光課ホームページ: https://www.city.nasukarasuyama.lg.jp/index.cfm/9,83,40,html
②どうくつ酒蔵(島崎酒造)

つづいては、那須烏山市の酒蔵「島崎酒造」が所有する「どうくつ酒蔵」です。
第二次世界大戦時、戦車を作っていた洞窟で、近代化遺産にも登録されています。

こちらの「どうくつ」ですが、今は島崎酒造さんで製造された日本酒を熟成する貯蔵庫として活用されています。
洞窟の中は年間を通じて一定の温度(10℃)に保たれ、日本酒を熟成するのに適しているということです。洞窟の中は夏でもヒンヤリ。

日本酒の熟成は珍しいとのことですが、熟成されたお酒はまろやかで、深みのある香りと味わいになるそうです!

とても頑丈な洞窟で、東日本大震災の時こちらに貯蔵されていた日本酒は1本も割れなかったとのこと、凄いですよね!

島崎酒造さんの本店から洞窟までは車で5分ほど。本店での試飲はもちろん「どうくつ酒蔵」でも試飲ができます。また、洞窟にしかないお酒もありますので、お店と併せて是非お立寄りいただきたいです!

また「オーナーズボトル制度」というシステムがあり、一定期間こちらの洞窟でお酒を預かってもらうことができます。預ける期間によって金額が変わってきますが、人気なのが20年間の貯蔵だそうです。
お子様が生まれた際「二十歳になったら一緒に飲もうね」という気持ちを込め、この制度を使う方が多いようです。ボトルのラベルには、お子様に向けたメッセージと、生まれた時のお写真などが貼られています。

素敵なサービスですよね!気になる方は足を運んでみてくださいね!
どうくつ酒蔵(島崎酒造)
■住所:〒321-0632 栃木県那須烏山市神長752-2
■電話:0287-83-1221(島崎酒造本店の電話番号になります)
■見学時間:10時~16時
■開放期間:3月中旬~12月中旬の土日祝日・ゴールデンウィーク・お盆
※どうくつ酒蔵見学は入場無料
※冬季の見学はお休みしていますので、詳しい期間は島崎酒造へお問い合わせ願います。
■島崎酒造ホームページ:http://azumarikishi.co.jp/tour/
③龍門の滝

那須烏山市に来たならば訪れていただきたい場所、お次は「龍門の滝」です。季節ごとに様々な顔を見せてくれます。高さはありませんが、横幅があり、雄大な滝です。

また、滝つぼのすぐ近くまで近寄ることができ、マイナスイオンをたっぷり浴びることができますので、特に夏は最高ですね!秋には鮭の遡上も見ることができます。

滅多に凍りませんが、2年前の冬はマイナス12℃になり滝が凍りました!凍った滝も神々しく、とても綺麗でした。

龍門の滝の入口には「ふるさと民芸館」というお土産屋さんがあります。こちらには龍(神龍)がいますので、立ち寄って願い事を唱えてみてくださいね、龍が話かけてくれますよ!

また「ふるさと民芸館」の中では、民話のアニメを流しているコーナーがあります。実は、那須烏山市は100を超える民話が残っている「民話の里」でもあるんです。
ここ「龍門の滝」にまつわる民話も残されていて、アニメでは、なぜ「龍門の滝」という名前がついたのかを語るストーリーもあるので観ていってくださいね!
龍門の滝(ふるさと民芸館)
■住所:那須烏山市滝414
■電話:0287-83-2765
■ふるさと民芸館開館時間:9時〜16時
■ふるさと民芸館休館日:毎週火曜日(祝日のときは翌日)、年末年始
※滝はいつでも見られます。天気や季節によって階段などが滑りやすくなるので、見学の際は足元にお気をつけください。
■商工観光課ホームページ:
https://www.city.nasukarasuyama.lg.jp/index.cfm/9,1350,40,html
④ほたるの里の古民家 おおぎす

つづいては、那須烏山市の里山エリア大木須地区にある宿泊施設「ほたるの里の古民家 おおぎす」です。
築100年の古民家を改修した、とても趣きのある宿。大きな囲炉裏や、かまどもあり、夜は囲炉裏を囲んで飲み明かすこともできます。

また、古民家ならではの立派な梁も一見の価値あり!他にも襖や柱の装飾なども歴史を感じられます。ここまで綺麗な状態で残っている古民家は珍しいのではないかと思います。

こちらの古民家は改修の際に薪ボイラーの床暖房が取り付けられました。「古民家は寒そう」というイメージをお持ちの方も安心してください!床がポカポカしていますので、それほど寒くないですよ。

趣きのある畳の部屋や囲炉裏のある母屋の隣りには、納屋を改修して新たに建てられた別棟もあります。

こちらは地元の木材を使用して作られており、木のぬくもりを感じられる「ログハウス」のような作りになっています。この別棟には薪の暖炉が設置され、とてもオシャレで雰囲気のある空間を堪能できます。

この「ほたるの里の古民家 おおぎす」ですが、運営は大木須地区の地域の皆さんで行っているんです。役場の持ち物でも、どこかの企業のものでもありません。

地域の皆さんが、この大木須地域を守り存続していくため、外との交流をはかるために何年もかけて話し合い、資金も出し合って建てられた宿泊施設です。そんな地域の想いや取り組みにもぜひ注目していただけたらと思います。

「ほたるの里の古民家 おおぎす」は、一度に最大36名まで泊まることができます。最近では大学のゼミや、子供会の合宿などにも使われることが多とのこと。

これからもたくさんの方に利用していただけたらと思いますので、機会があれば泊まりにきてくださいね!

宿泊・体験施設 ほたるの里の古民家 おおぎす
■住所:〒321-0613 栃木県那須烏山市大木須1285
■電話:0287-82-7255
■ホームページ:http://oogisu.net/index.html
※詳しい宿泊料金、ご予約等は上記のホームページをご参照ください。
⑤烏山城跡

いよいよ5カ所目はコチラ。難攻不落の山城「烏山城」です。戦国時代に建てられたお城で、天守は残っていませんが、昨年2019年に築城600年を迎えました。600年経った今でも石垣などが残っており、城の名残を感じることができます。

山城マニアには有名なお城で、攻め入ってもなかなか落ちないお城だったそうです。難攻不落ということで「勝負ごとに強い!?」ご利益があるかもしれませんね!

城跡は誰でも登ることができ、登って降りてくるまで1時間ほど。途中の毘沙門山からは眺めが良く、市内を一望することができます!

また、2019年の11月には新たに「毘沙門天」の仏像が建立されました。烏山城跡に登る際は、こちらも見てみてください。

烏山城址
■住所:栃木県那須烏山市城山
■電話:那須烏山市生涯学習課 0287-88-6223
■生涯学習課ホームページ:http://www.city.nasukarasuyama.lg.jp/index.cfm/9,35891,38,html
いかがでしたか?「山あげ祭」で有名な那須烏山市ですが、それ以外にも魅力的な場所や物がたくさんあります。
ここではご紹介し切れませんので、まずは一度「那須烏山市」へ遊びに来てくださいね!
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この記事を書いた人
とちぎのしゅし 編集部
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