栃木の観光、人、物、事なら栃木のしゅし

2019-8-25

「若者の力で高齢者の孤立を解決!」一般社団法人 えんがお|とちぎのSocialGood



socialgood_main


今回は大田原市を中心に「高齢者福祉・介護予防・若者の活動促進」に取り組む「一般社団法人えんがお」 さんをご紹介します!

代表理事・濱野さん プロフィール


栃木県大田原市を中心に活動する「一般社団法人 えんがお 」で代表理事をやっている濱野将行と申します!

メンバー

非常勤理事のスタッフが1名、全体で8名の理事がいます。
メンバーには開業医師や看護師、NPO法人の代表がいて、ミッション達成に向け定期的に理事会を開催しています。

活動内容


若者の力を活用した、高齢者支援に取り組む、若者中心の法人です。



「高齢者の孤立化の予防と、解消ができる地域の仕組みを作り、実践していく」ことと「若者の存在を受け入れ、成長できる場を作る」ことを使命の両輪としています。

みんなで鍋 一般社団法人 えんがお

事業内容は大きく三つ


①「生活支援事業」
高齢者向けの便利屋事業で、メインターゲットを「単身高齢者世帯および高齢者のみの世帯」とし、生活の困り事の中で制度で対応できないものを、行政機関または本人から連絡を受けて、有償で対応しています。


②「世代間交流事業」
商店街の空き店舗を改修したコミュニティハウスの運営とサロン活動を行っています。夜型サロン(多世代の地域交流飲み会)も月に一回開催し、普段はサロンに出向かない高齢者男性層を巻き込んでいます。
不定期で「流しそうめん」や「餅つき」などを催し、多様な入り口で多世代の交流を図っています。


③「活動促進事業」
地域づくりに関して講師を呼び、定期的に勉強会を開催。目的を「知識の共有」と「ネットワーク形成」とし、地域を良くしようとする思いのある人同士をつないで、双方の活動の加速を図っています。

大切にしている事

学生参加


活動への参加を希望する大学生を中心に、中学生や高校生にも参加してもらっています。


学生たちが活動に求めていることをヒアリングし「個々の要望」や「コミュニケーション能力」を確認しながら、成長に役立つような活動とのマッチングをおこなっています。


振り返りの時間も重視し、地域の高齢者との関わりに、自身の成長や充実感を感じ、主体的な視点で関わることを促しています。


おかげさまで、全活動での学生のリピート率は90%を超え、SNSの拡散などは、スタッフの声かけなしに学生が主体的に行ってくれています。

地域のプレイヤーを増やす

事業全体を通して、大切にしている視点の一つが「地域のプレイヤーを増やす」ということです。

主に関わるのは70代から90代の高齢者ですが、みなさんそれぞれ優れた趣味やスキルを持っているので、地域内で必要としている組織や機会とつなげていきたいです。

高齢者の居場所を目指す際、単に「お茶のみ場」や「支援関係」では成立しません。高齢者側の役割をうみ出して初めて「自分らしさ」や「生きがい」がうまれ、高齢者の居場所を再構築できると考えています。

地域のプレイヤーを増やす 一般社団法人 えんがお

地域、行政との連携


地域や行政機関との連携は、事業の加速に大きな力となります。


地域連携

商工会議所と共同でプロジェクトを行ったり、お祭りに若者を参画させるための動きを担うなど、地域住民とのコミュニケーションを図っています。

その結果、地域の中で情報を多く得たり、お知らせしたい情報を回覧板に載せてもらえたりするようになりました。


行政機関連携

社会福祉協議会市役所地域包括支援センターから、制度で対応できない高齢者の情報や相談が来るほどになりました。

加えて「事業内でのトラブル」や「困難な事例」は積極的に行政機関に相談、制度外の分野を担う組織として関係の確立に努めています。

活動への想い

地域高齢者の「話し相手が欲しい」という切実な声を聞いて挑戦を決意!


生活支援事業のアイディアを2017年に行われたビジネスコンテストに応募しビジネス部門でグランプリを獲得したんです。

メンターからのアドバイスをもとに起業を決意し、2017年5月に法人を設立。

私はそれまで作業療法士として高齢者施設に勤めていましたが、常勤からパートへ勤務形態を変え「えんがお」の業務も開始しました。

想定以上の速さで依頼件数が増え、1年後の2018年5月に職場を退社し、「えんがお」に常勤として勤務するように。

同じく理事の門間大輝も、それまでの介護職員の仕事を退職し、県内のNPO法人に非常勤で勤務。運営などのスキルを学びながら、時間の一部を「えんがお」の業務に費やしています。

現状の課題

基本的な課題は「どう資金を生み出すか」


各収益事業の柱をそれぞれ太くしていくことに注力しています。

地域の中で活動したいという「意欲のある高齢者」と「孤立、あるいは孤立予備軍の高齢者」とのつながりを広げ、様々な方の協力を頂きながら進めていきたいです。

濱野が常勤になった2期目(2018)は、事業規模が約500万でした。

3期目となる2019年度の事業計画では1000万円を目指していて、自主事業と補助金の割合は補助金4割、自主事業6割(内、寄付・会費1割)です。

この事業をいかに収益化・自立化させ、社会に広めていくか、日々向き合い続けています。

今後の展望

高齢者が孤立しない地域の仕組みを作り、広めていく。


現場での実践を進めながら、その情報をすべて公開して他の地域にも広めて行きたいです。また、 孤立度の高い地域への出張サービスを形にしていきます。

参加・寄付の情報

◆ご寄付・会員入会・活動参加に関しては「えんがお」のホームページへご連絡ください。

団体の基本情報

団体名 一般社団法人えんがお
活動ジャンル・テーマ 高齢者福祉・介護予防・若者の活動促進
活動エリア 栃木県大田原市
住所 大田原市山の手1-9-10
設立年 2018年5月31日
スタッフの数 3
URL https://www.engawa-smile.org/

編集部コメント


「高齢者の孤立」という課題に向き合う20代の若者たちが、地域のひとたちを巻き込んで、世代間をやさしくつなぐコミュニティを生み出しています。

彼らの取り組みは、「安心して年を重ねることができる」地域社会の豊かな未来につながっています。 えんがおの拠点「みんなの家」をたずねると、近所に住む方々が次々にやってきて、いかに地域から愛されているのかが伝わってきます。

いろんな関わり方を用意されているので、ぜひ一度足を運んでみてください!




SNSで記事をシェア!

古河大輔

この記事を書いた人

古河 大輔

県東エリア在住
非営利団体「とちぎユースサポーターズネットワーク」「カゼトツチ」を通じて、自分たちが暮らすまちを、様々な人たちと共に盛り上げる活動を展開中。

「地域の課題と向き合ったり、元気にする方々をご紹介し、その活動の輪を広げていきたい!」

  • 栃木ジーン
  • 栃木のしょく
  • MOVIE
  • 観光スポット