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2020-1-25

進化を続ける伝統食!?しもつかれブランド会議



栃木県で進化を続ける伝統食「しもつかれ」

「しもつかれブランド会議ってなに?」
栃木の伝統食で、見た目と味が「あまりよろしくない」と有名なアノしもつかれをブランドに?

 

ということで、謎につつまれた会議に参加させていただきました!

しもつかれブランド会議とは?

しもつかれブランド会議 ロゴ

千年の歴史を有する栃木の郷土料理「しもつかれ」。「栃木の伝統食をもっと誇れるものに!」というコンセプトから始まった取り組みが「しもつかれブランド会議」です。

「しもつかれ」のリブランディングを進め、継承発展させていく活動をしていらっしゃいます。

しもつかれブランド会議 発表

会議は基本的に月に1〜2回、栃木市で開催されています。

 

不定期でイベントへの出店もされていて、「しもつかれビスコッティ」の商品を開発するなど、幅広い活動を展開中。

 

メンバーは、中学生からお年寄りまで多世代の方々が参加されていらっしゃいました!

しっかりとした運営

青柳徹 しもつかれブランド会議 

代表の青柳さんはブランディングデザイナーでもあります。様々なことをしっかり定義しながらプロジェクトを展開されていました。

 

コンセプト しもつかれブランド会議

参加されているメンバーも積極的で、会議の雰囲気も凄く良かったです!

 

多世代が多角的に意見交換をされていました。

プレゼン しもつかれブランド会議

◆課題と懸念されること

 

1、見た目があまり良くない!

2、作る機会と食べる機会が減っている。特に若い世代!

3、定着したイメージが良くない!

 

「しもつかれ」はあまり良いイメージがなく、このままいくと伝統が継承されなくなるという懸念から活動がスタートされたそうです。

栃木県栃木市 しもつかれブランド会議

◆しもつかれの素晴らしさ

 

1、健康に良いものしか入っていない。

2、捨てられてしまう部分で作られている。

3、おすそ分け文化

4、ダイバーシティ>個人的には優劣をつけない方がいいのでは

 

いかがでしょうか?

 

ここだけ見ても、様々な視点からしもつかれの懸念と可能性を見ていると思いませんか?

さまざまな活動と展開

では、ここで今まで展開された活動の一例をご紹介します。

しもつかれ祭り しもつかれブランド会議

・風呂敷をつくる(しもつかれの模様)

・高校生(栃木農業高校)たちとのワークショップ

・アレンジ料理を考案しまくる

・メンバーの川村さんがクックパットで130以上のレシピを考案

・道端やイベントで、しもつかれを配布

・既存のパッケージのリブランディング

・野菜から作ってしまおうと、農園をつくる

・「しもつかれ縛り」の祭りの開催

そもそも「しもつかれ」とは?

「しもつかれ」は、栃木県を代表する郷土料理のひとつです。

 

栃木県出身の方は、給食などで一度は食べたことがある方が多いのではないでしょうか?

 

県外の方からすると「しもつかれってなに?」という感じですかね?

一度、簡単な概要を説明していきます!

しもつかれ 試食 しもつかれブランド会議

◆基本材料

 

①塩鮭の頭

②煎り大豆(節分の福豆)

③だいこん

④にんじん

⑤油揚げ

⑥酒粕

⑦しょうゆ

⑧塩



◆基本の作り方

①塩鮭を、骨が柔らかくなるまでじっくり煮ます。

②だいこんとにんじんを鬼おろしを使っておろし、煎り大豆・刻んだ油揚げと共にさらに煮込みます。

③味をみて塩気が薄ければ、しょうゆをたします。

④お酢を少々加えます。

⑤最後に酒粕を加えてできあがり。



◆歴史のある行事食

「しもつかれ」は「初午」という2月最初の午の日に稲荷神社で催されるお祭りで、お供えする食べ物として受け継がれてきました。

 

「わらづと」と呼ばれるワラを束ねたものに、お赤飯といっしょに入れて神社へお供えします。鎌倉時代前期の説話集『宇治拾遺物語』にも登場する歴史ある行事食です。

 

 

手作り しもつかれブランド会議

◆縁起のいい食べ物

 

「しもつかれ」の材料に使われる「鮭の頭」には悪魔を追い払う力があるとされ、節分の福豆にも「破魔招福の力」が宿っていると伝えられています。

 

七軒のお宅の「しもつかれ」を食べると、その年は病気にならないと言い伝えられいるなど、縁起の良い食べ物でもあります。

◆「しもつかれ」の名前の由来

 

①栃木県は昔、下野国(しもつけのくに)と呼ばれ、その「しもつけ」だけで作る食べ物だからという説。

 

②材料の煎り大豆に酢をかけるとシワがよって、人がムッとした表情のようになることから「酢むつかり(=憤り)」となり、それが「すみつかり」「すむつかれ」「しみつかれ」「しもつかれ」と変化した説があります。

 

しもつかれアレンジ料理 レシピ しもつかれブランド会議

◆特徴

昔は、お正月に食べた塩鮭の頭を使って作られていました。特徴的なのは、だいこんやにんじんを「鬼おろし」という竹でできた目の粗いおろし器でおろす所です。



◆エコフード

冬場の保存食として重宝されてきたという郷土料理でもあります。各ご家庭で「その家の味」があると言われていて、「しもつかれ」を使ったアレンジメニューも色々と考えられています。

 

会議メンバーの川村さんが、クックパットにレシピを投稿しているのでチェックしてみてください!



意外にも、スーパーでも「しもつかれ」が販売されいるそうです。

 

しもつかれブランド会議 栃木市

主催者である青柳徹さんの想い

イメージが悪いという所からのスタートが、逆にいいですよね。

 

地方のオリジナリティある伝統食がポジティブに定着していかないのは寂しいので、「しもつかれ」がまた県民に愛され、栃木県の希望となったらいいですし、栃木県民の象徴になったら嬉しいです。

青柳徹 デザイナー しもつかれブランド会議

おかげさまで、私たちの活動をメディアに取り上げていただく機会も増え、栃木県民との距離が縮まってきていると感じています。

 

引き続きイベントも定期的に開催し、ライフスタイルに溶け込むように提案し続けたいです。そのためにも、活動を続けていくことが大切だと考えています。

まとめ

取材を通じて、私自身がもっていた「アノしもつかれ」のイメージがアップデートされた事は確かです。

「しもつかれ」の価値と可能性を大いに感じる事ができ「おいしくアレンジ」「カッコいいデザイン」と、進化したNEWしもつかれが、そこにありました!!

 

ディベート しもつかれブランド会議

温故知新。

 

受け継がれてきた伝統の価値を、再定義するという有意義な活動をされていらっしゃる「しもつかれブランド会議」! 

メンバーの方々も会の雰囲気もオープンで、とっても素敵な空間だったので
、ぜひ皆さんも会議やイベントなどに遊びに行ってみてください。

そして、進化を続ける「しもつかれ」を食してみてください!

イベント情報

AKAMWGURI しもつかれウィーク

巡-akameguri-「しもつかれウィーク」 

 

2月2日(日)~8日(土)

 

街が「しもつかれ」に染まる一週間!それが「朱巡」です。

 

『料理・アート・デザイン・音楽などとコラボレーションしたコンテンツで街をジャック。「しもつかれ」の新たな価値観を提案します!

 

栃木県と周辺地域をフィールドとし、今までしもつかれと関係性の無かった人たちとの新たな接点を生み出すイベントです!』

 

http://akameguri.fun/?fbclid=IwAR2Yl2uuhopTyPp_Vtwh-NR6_1xZ9uIc4HkAG4aWJQkum38xbAUfYSxzWDw

基本情報

URL http://shimotsukare.fun/

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しもつかれブランド会議 ロゴ



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