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耳うどん|栃木の郷土料理レシピ(佐野市)
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耳うどん|栃木の郷土料理レシピ(佐野市)

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佐野市

栃木にまつわるお料理の「レシピ」を紹介していく特別企画!
担当させていただく管理栄養士・佐々木です!

このお料理特集は、「子供達でもつくれる簡単なレシピ」を中心に、お送りしていきます。       

クッキングパートナーである小学2年生の「なぎちゃん」と一緒に実際にお料理しながらご紹介します。
是非、親子で一緒にお料理してみてくださいね(^O^)

 


「 シャャアァァッー!! 」

栄えある第一弾は「耳うどん」です!!
さっそくご紹介して参りまーす。

 

◆耳うどんとは?

耳うどんは栃木県の県南エリアに位置する、佐野市の葛生町仙波地方に伝わる郷土料理です。

「みみ」に込められた意味は、「悪いことを聞かず良い一年になるように」という物です。主に正月のお雑煮のかわりに食べられていました。実は、いい願いが込められた、縁起のいいお料理なんです。

最近では、カレー汁に入れたりと、色々アレンジして食べたり、親子で耳うどん作りを楽しんだりするイベントも開催されています。

 

◆簡単レシピ

・ 普通のうどんはこねるときに塩を入れますが、耳うどんは塩を入れないでこねます。
・ あえてこしを出さないことで小学生でも薄く延ばすことができ、汁の味もしみこみ易くなります。
・ 汁に入れる具は、地元の野菜をたっぷり使ってください!
・ 出汁は煮干しやかつお節でとると美味しくできますよ☆

◆材料

・小麦粉 200g
・水   100cc

・鶏肉    80g
・なると   50g

・大根   120g
・にんじん  50g
・しめじ   80g
・ねぎ    50g
・かき菜   80g

・塩   小さじ1杯
・しょうゆ大さじ3杯
・みりん 大さじ2杯
・出し汁  4カップ

 

◆「耳うどん」を作る!

 

1 小麦粉に分量の水を加え耳たぶ位の硬さにこねて少し寝かせる。


※ポイント|はじめの粉と水を混ぜ合わせる際は、指を広げた状態を保ち、円を描く様に混ぜてください。

 

2 打ち粉を使いながら麺棒で薄くのばす。


※ポイント|棒を前に押して麺を伸ばしていく際、棒を握る手は、手前では両腕がつくくらいから、押していきながら左右に広げていくイメージです。

 

3 6×4cmの型紙に合わせて切る。


※ポイント|6×4cmの型紙を準備しておくと、非常にスムーズです!

こうなります。

4 横半分に折り、おひなさまの様に合わせて指でおさえてとめる。

※ポイント|4段階のコツを覚えてしまえば、簡単です!       

5 たっぷりの湯でやわらかくなるまでゆでてから、水にさらす。

 

◆「汁」を作る!

1 だし汁をつくる。
2 鶏肉は小さめに切る。
3 大根、にんじんは短冊に切る。
4 しめじは石づきを取り、さばいておく。
5 ねぎは小口切り、かき菜は茹で2センチに切る。
6 なるとは薄切りにする。
7 だし汁で鶏肉、野菜を煮る。
8 柔らかくなったら調味料を入れ、味を整え、耳うどんを入れてさっと煮る。
9 器に盛り上になると、ねぎ、かき菜を飾る。

 

◆完成!!


「できたぁ~!!」

◆まとめ

いかがでしたでしょうか!簡単そうでしょ?
耳うどんの形をつくる方法さえ習得してしまえば、簡単なんです!

御利益がありそうな意味と歴史もありますし、食べ応えのある食感は癖になる人も多いみたいです。
※イタリアのパスタでもいろいろな形や種類の物がありますので、日本の麺という点でも色々な楽しみ方ができそうですよね。
まずは、今回ご紹介したスタンダードな耳うどんを作って頂き、それから色々とアレンジしてみはいかがでしょうか!

 

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この記事を書いた人

佐々木恵子

食担当|管理栄養士

県南エリア出身

学校給食の献立づくりや、食育の「栄養教諭」として37年間従事。親子お料理教室なども多数開催し、生徒数は数千人単位となる。その他、料理コンテストの審査員なども努める。
「栃木の料理をわかりやすく紹介していきます!」
学校給食の献立づくりや、食育の「栄養教諭」として37年間従事。親子お料理教室なども多数開催し、生徒数は数千人単位となる。その他、料理コンテストの審査員なども努める。
「栃木の料理をわかりやすく紹介していきます!」

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