1. とちぎのしゅし
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増田真樹(Techwave:編集長)|tochigi gene
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宇都宮市

増田真樹(ますだまさき) テックウェーブ とちぎのしゅし

⑤キャリアに関するアドバイス

自分に合った「道」や「仕事」を探す人にアドバイスをお願いします。

自分の能力で収入を得る

若いうちは特にですが、「安定的」かつ「楽な道」を選ぶ事は一番やってはいけないと思います。そう思った瞬間に人間としての成長は止まる。組織の中での役職みたいな「ラベル」はアップデートされるかもしれませんが、本質的な成長からは乖離(かいり)が生まれてしまいます。

それを打破するという意味でも「自分の能力で収入を得る」というサイクルを回していく事が大切です。「受け身」というか「依存的な発想と生き方」になり、若くして自我を無くしてしまうのは「もったいない!」。

TECHWAVE スタッフ 増田真樹(ますだまさき) テックウェーブ とちぎのしゅし

依存の全てが悪いという訳ではないですが、日本では「大企業や公務員が安定しているから良い」という意見をよく聞きます。目的が「安定」になってしまい「やりがい」などを見ずに「言われた事だけをこなす働き方」になる事は本当に危険だと思います。既存の「組織」や「仕組み」の中には人をダメにするものもあるからです。

それらに対して、自分自身で「見極め」や「脱出」をする事も重要なんです。「依存的な発想」になってしまうと、その「アクション自体」ができなくなってしまいます。挑戦もできなくなると思うんです。

コンフォートゾーンに留まらない

今、日本は、国際社会で生き残れるかどうかの「瀬戸際」にあります。私がアメリカにいる時から、グローバル社会での存在感が非常にプアでしたが、おそらく今は、戦後最悪の状態かもしれない、世界の人々から存在を認められていない。

これは「島国だから誰にも干渉されなくて楽」という恩恵に、ぶら下がり過ぎている結果でもあります。「ネオ鎖国」は非常に危険。その中で「ゆるい所」にいく事はさらに危険です。

TECHWAVEサミット 写真撮影 増田真樹(ますだまさき) テックウェーブ とちぎのしゅし

いきなり「グローバル化だ!」というのは劇薬に近い「拒否反応」を生んでしまうかもしれませんが、「売上が1日1円でも伸びている組織」や「みんなが同じベクトルで、多方向に動いている組織」などを選んで、自分の能力を高めること可能です。人生を有意義にする上でもその方がいいと私は考えます。

若い人はモテる時代

あとは、若い時から色々チャレンジして「思い通りにいかない」という経験しておくといいんじゃないでしょうか。就職についても売り手市場ですし、スタートアップシーンでも若い人はモテる時代です。

ネオ鎖国している上にモテるとなると、現状に満足しやすい状況でもあります。見方を変えればそれは「成長を止めやすい」というリスクにもなります。小さいところに収まり、自分の成長に蓋をする事だけはしないでほしい。

TECHWAVEサミット 仕事 増田真樹(ますだまさき) テックウェーブ とちぎのしゅし

楽な事だけを継続してうまくやっていても、そこに「進化や変化」が無い場合、周りが変化している分、「停滞」を生んでいる事になります。長期的には危険です。

ここ2,3年で海外の国々が日本を簡単に抜いてしまいました。国内ではいい評価となっても、香港などの海外からの視点で日本を見ると「このぬるま湯はなんだ」「もっと頑張ってもいい」と評価が変わります。違う視点から、コンフォートゾーンを見ると、意識が変りやすいんです。

自分が何をやりたいか

自ら「売る体験」や「作る体験」を経験したり、どんどん海外にも行き「視点を増やす」経験をお勧めします。その為には、収入や組織規模の基準だけでなく、自分が「何をやりたいか」「その為には何をやるべきか」を考え続ける事が重要です。

たとえ今は見つからなくても、働きながら考えればいい。私自身、今も「自分と向き合う事」には気を付けています。ステイハングリー・ステイフーリッシュという言葉は、その通りだと思います。

①増田真樹(ますだまさき) テックウェーブ TECHWAVE とちぎのしゅし

編集後記

幼少期からプログラミングに触れ、その技術を発展させていったマスキンさん。その背景に、当時の宇都宮市のビジネス特性や環境が関係していたのは、非常に興味深い所でした。

インタビューを通じて知る事ができた「マスキンさんの経験」は異質であり、その「違い」の分だけ、私の様な一般人にとって「貴重」な知見と情報になる。私はそこに役割分担に近い感覚を得ました。

人々の暮らしや共同体の今後の展開において、デジタルトランスフォーメンション(ITプロダクトを導入する事で起こる変革)は重要な役割を担っています。習慣を変化させる事は「怖い」と感じる方もいらっしゃるでしょうが、同時に「変化しない怖さ」を見ておく必要もあります。

「伝統と最新技術」は、必ずしも対立するとは言い切れません。シンプルに「今までの良い物をいかし、最新の良い物を取り入れ、更に良くする」と考えてみてもいいでしょう。

「組織や地域」の真の発展には、我々(民間、行政、市民)こそが、いい方向に歩んでいく「意識」をする事が重要であり、その主体性が増す事で「進歩していく技術」に対しても「頼もしさ」を感じれるかもしれません。

見方によって「ワクワクする!」「やばい!」など様々な動機を持つ事ができます。その延長にある「興味」と「最新の情報や技術」が交わる中で「今の改善」に繋がる「いいアイディア」が生まれてくるのかもしれません。

あなたはどう思いましたか?

情報

◆テックウェーブ https://techwave.jp/

◆ラジオ番組「アプリトーク!(Apps Talk!)」|レディオベリー:2018年4月からスタート
https://www.facebook.com/AppsTalk-229441830946569/

栃木レディオベリー ラジオ番組「アプリトーク!(Apps Talk!)」※2018年4月からスタート

増田さんとパーソナリティ鹿島田千帆さん(20年来の盟友の再開企画)

①テックウェーブについて
②7歳からプログラミングをはじめた幼少期
③キャリアストーリー:アメリカ時代とスタートアップ支援を経てWEBメディア運営へ
④イベントを通じて地域に問う
⑤キャリアデザインに関するアドバイス

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この記事を書いた人

石川智章

「栃木のしゅし」総合統括

県南エリア出身

ライフデザイン、WEBマーケティングの分野で実績を出し、都内ベンチャー企業の経営を歴任。親の闘病を機に栃木と東京の2拠点生活を開始。
「栃木の魅力を『住む視点』と『訪れる視点』から再発掘。人がイキイキできる仕組みを考えます!」
ライフデザイン、WEBマーケティングの分野で実績を出し、都内ベンチャー企業の経営を歴任。親の闘病を機に栃木と東京の2拠点生活を開始。
「栃木の魅力を『住む視点』と『訪れる視点』から再発掘。人がイキイキできる仕組みを考えます!」

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