1. とちぎのしゅし
  2. 風間教司(日光珈琲社長)|tochigi gene vol 2
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風間教司(日光珈琲社長)|tochigi...

tochigigene

鹿沼市

3、自然な流れにそって作り上げたもの

◆経営をてがける中でターニングポイントはありましたか?

家族ができた事ですね。
3年が過ぎた時かな。カフェも自分1人なら食っていける状態になっていました。その頃、当時付き合っていた彼女に子供が出来たんです。私に家族を守る役目が生まれました。それからは「奥さんと子供を養っていける事業規模にする」という「次の目標」ができました。

そこで2店舗目を出店する事を決め、動いていきました。当時は必死でしたが、今となっては「成長する機会」となった、ありがたい出来事です。新たな出店に対する「費用感」や「必要な対応項目」などを知り、経営やマネージメントも覚えていった。「家庭を持つ感覚」を持てたのも大きかったです。

「自然な流れの大切さ」みたいなものも感じました。

2店舗目の準備からオープンまで3年かかったんです。
解体しようとしてた空き物件をみつけ、整備中は安く貸して頂き、リノベーション費用もオープン後に段階的にお支払する形で相談させてもらいました。1店舗目と同様に、コストを抑えるため自分で店舗をリノベーション。

今市へ通っていく中で、地域の人たちと話す機会も増えていきました。見ず知らずの土地の事も理解していけたし、地域の人達にも私の想いやストーリーも伝えられたんです。

いつしか、皆さまが「まだオープンしないのか?」と心配してくださる様になり。(笑)オープン後も、「最初のお客様」として通ってくださったのが「いつもお話ししていた方達」。この様な、段階的かつ自然な流れで店舗を展開できた事は、とてもいい経験になりました。

仮に、お金を借り入れて、急に店舗を展開をしていたら、その後の経営結果は違っていたかもしれません。3年という歳月をかけた事は、一見、無駄にも見えますが、とても重要な時間だったと思います。

ここでも、ご自身に起こる出来事に対して、その都度「答え」を出してこられたのですね。「自然な流れ」というのが印象的です。

4、「経営」そして「人や地域との関わり方」に関する今後の展望 へつづく

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この記事を書いた人

石川智章

「栃木のしゅし」総合統括

県南エリア出身

ライフデザイン、WEBマーケティングの分野で実績を出し、都内ベンチャー企業の経営を歴任。親の闘病を機に栃木と東京の2拠点生活を開始。
「栃木の魅力を『住む視点』と『訪れる視点』から再発掘。人がイキイキできる仕組みを考えます!」
ライフデザイン、WEBマーケティングの分野で実績を出し、都内ベンチャー企業の経営を歴任。親の闘病を機に栃木と東京の2拠点生活を開始。
「栃木の魅力を『住む視点』と『訪れる視点』から再発掘。人がイキイキできる仕組みを考えます!」

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