栃木の観光、人、物、事なら栃木のしゅし

2017-6-7

風間教司(日光珈琲社長)|tochigi gene vol 2



 

 

 

 

3、自然な流れにそって作り上げたもの

 

◆経営をてがける中でターニングポイントはありましたか?

 

家族ができた事ですね。
3年が過ぎた時かな。カフェも自分1人なら食っていける状態になっていました。その頃、当時付き合っていた彼女に子供が出来たんです。私に家族を守る役目が生まれました。それからは「奥さんと子供を養っていける事業規模にする」という「次の目標」ができました。

 

そこで2店舗目を出店する事を決め、動いていきました。当時は必死でしたが、今となっては「成長する機会」となった、ありがたい出来事です。新たな出店に対する「費用感」や「必要な対応項目」などを知り、経営やマネージメントも覚えていった。「家庭を持つ感覚」を持てたのも大きかったです。

 

「自然な流れの大切さ」みたいなものも感じました。

 

2店舗目の準備からオープンまで3年かかったんです。
解体しようとしてた空き物件をみつけ、整備中は安く貸して頂き、リノベーション費用もオープン後に段階的にお支払する形で相談させてもらいました。1店舗目と同様に、コストを抑えるため自分で店舗をリノベーション。

 

今市へ通っていく中で、地域の人たちと話す機会も増えていきました。見ず知らずの土地の事も理解していけたし、地域の人達にも私の想いやストーリーも伝えられたんです。

 

いつしか、皆さまが「まだオープンしないのか?」と心配してくださる様になり。(笑)オープン後も、「最初のお客様」として通ってくださったのが「いつもお話ししていた方達」。この様な、段階的かつ自然な流れで店舗を展開できた事は、とてもいい経験になりました。

 

仮に、お金を借り入れて、急に店舗を展開をしていたら、その後の経営結果は違っていたかもしれません。3年という歳月をかけた事は、一見、無駄にも見えますが、とても重要な時間だったと思います。

 

ここでも、ご自身に起こる出来事に対して、その都度「答え」を出してこられたのですね。「自然な流れ」というのが印象的です。

 

 

4、「経営」そして「人や地域との関わり方」に関する今後の展望 へつづく

 

 




SNSで記事をシェア!

この記事を書いた人

石川 智章

「栃木のしゅし」総合統括
県南エリア出身

ライフデザイン、WEBマーケティングの分野で実績を出し、都内ベンチャー企業の経営を歴任。親の闘病を機に栃木と東京の2拠点生活を開始。

思考進行!ワクワク・イキイキ暮らしたい。Goodを軸に、栃木(ローカル)の価値と魅力を再発掘していきます!

ハッシュタグをつけて
栃木県のイイとこ投稿しよう!
#とちぎのしゅし

Instagramの投稿に
ハッシュタグ「#とちぎのしゅし」を
つけるとあなたの写真が
こちらに掲載されます!

  • 栃木ジーン
  • 栃木のしょく
  • MOVIE
  • 観光スポット

QRコードをスキャンするとLINEの友だちに追加されます

QRコードをスキャンするには、
LINEアプリのコードリーダーをご利用ください。