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日本もいいぞ!

栃木県

④公務員への道 ―法解釈から立法へ―

脇さんはどんな想いで公務員になられたのですか?

私は6人兄弟の末っ子で、父が50歳の時に生まれたんです。父親と歩いていると「今日はおじいちゃんと一緒なんだね」ってよく言われて違和感がありました。

割と早い時期から「うちの親は早く死ぬんだな」って思っていて「両親の死」に対する恐怖感がありましたね。

小さい頃からなぜか「みんなの為に」って気持ちが強かったんですが、ある時、その「みんなの為」って「誰か?」って考えたんです

それは「自分以外の誰か」。では、自分以外の誰かで「一番近くにいる人」って誰か?その結論は「親だよな」って思ったんです。

親は確実に介護が必要になると思っていたので、その「自分の一番近くにいる人」を大切にできないで「何が誰かの為だよ!」って。

なので、いざという時に帰れる様に「手に職を持てる仕事」を意識していきました。

→私も一旦は「親の闘病」と寄り添う判断をしたので、こうして地元である栃木の事にも時間を使うようになりました。

皆の為に 脇雅昭 よんなな会 tochigigene  栃木県 公務員

弁護士の道

中学の時に憲法を勉強して「なにこれ、面白い」となり大学は法学部へ、就活の際、公務員か弁護士で悩んだのですが、手に職を持てるという視点もあってロースクールへ。しかし学びを深めていった中で法律の限界と向き合う事になったんです。

「どう考えても救わなきゃいけないだろ」という事例で「救えない」という結論に。教授と「これって救えないんですか?」という話になったのですが「ここからは立法の問題で、解釈ではどうする事も出来ないね」と。

弁護士は法律に対して「こうやって見たら、目の前の人の為に使えるな」という、あらゆる角度から解釈を探すのですが、どう見ても無理な事例と出会ってしまった。そこで、解釈に対する無力感を感じました。

法解釈から立法へ

では「法律」というのは何なのか?それは、国会で一種の価値判断がなされたもの。じゃあそもそもその価値判断って合っているのか?と考えるようになっていきました。

法律を決定するのは国会議員の仕事ですが、基礎となる法案を作っていくのは公務員の仕事。(※地方公務員も条例も一緒。)そういう事ができるという視点で公務員もいいな。と感じ始めたんです。

国家公務員という道 脇雅昭 よんなな会 tochigigene  栃木県 公務員

公務員の再検討

そこから公務員の道を再度検討するようになり。その時、思い出したのが、就職活動中に、公務員説明会で出会った1人の官僚の存在でした。

その方は「一緒に日本を良くしてこう!」と自然体でおっしゃっていて、私は純粋に「このおっちゃんカッコいいな!」と嬉しくなったのを思い出したんです。法律に対する思考の流れもあったので、官僚になる事を決意しました。

→公務員の道へ歩みだす事になった「問い」が、安定ではなく、問題解決という点が、脇さんの原動力なのかもしれませんね。

 ⑤公務員になってみて ―超ありがたい― へ つづく

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この記事を書いた人

石川智章

「栃木のしゅし」総合統括

県南エリア出身

ライフデザイン、WEBマーケティングの分野で実績を出し、都内ベンチャー企業の経営を歴任。親の闘病を機に栃木と東京の2拠点生活を開始。
「栃木の魅力を『住む視点』と『訪れる視点』から再発掘。人がイキイキできる仕組みを考えます!」
ライフデザイン、WEBマーケティングの分野で実績を出し、都内ベンチャー企業の経営を歴任。親の闘病を機に栃木と東京の2拠点生活を開始。
「栃木の魅力を『住む視点』と『訪れる視点』から再発掘。人がイキイキできる仕組みを考えます!」

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