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宇都宮→芳賀 LRT ライトラインに乗ってみた!
2023年(令和5年)8月26日に開業した、宇都宮駅東口から芳賀・高根沢工業団地までの全長約14.5㎞を走る「ライトライン」。
国内で路面電車が開業するのは75年ぶり、全てが新規路線、次世代型路面電車システム(LRT)と、話題性たっぷり!
どうやって乗るの?車内はどんな感じ?乗り心地は?
乗り物好きの息子と乗車してみました。
LRTの運行ダイヤ
現在は、平日と、土曜・日曜・祝祭日の2パターンがあり、宇都宮駅東口からは朝6時台〜23時台まで運行。
1時間当たり5本程度の運行のようですが、平日の通勤・通学のピーク時には増便されています。
(2023年11月現在)
いざ乗車!

雷の多い宇都宮にちなんだ「雷の稲光」モチーフの車体。
近くでみるとインパクト大…!
黄色と黒の組み合わせは、注意喚起でも使われるカラーでもあるように、とても目を引きます。
スタイリッシュなフォルムもカッコいい!
今回は、宇都宮駅東口から、芳賀・高根沢工業団地までの約50分を往復することにしました。
乗り方
交通系ICカードを利用する場合は、LRTの扉にあるカードリーダーにタッチ。
まだ交通系ICカードを持っていない息子は、現金で。
乗車してから車内を見渡すと、整理券の発行機が見当たらない。
???
掲示してあった「LRTの乗り方」を見てみると、どうやら現金の場合は、乗車前に、停留所にある発行機から整理券を受け取るんだそうです。
車内には発券機がないので、現金で乗車予定の方はお気をつけください。
運賃はおつりが出ないため、両替機もあります。(千円札のみ)
先頭車両にある運賃箱に、整理券と現金を一緒に入れるスタイルは、まるでバスのシステムのようです。
料金は、初乗り150円で、最大400円。(子どもは半額)
停留所から車内はバリアフリーで低床なため、車いすやベビーカーも乗り降りがしやすい構造となっています。
車内の様子
座席は50席程度×3両編成で、椅子は向かい合わせ。

グレーを基調に黄色のアクセントの車内。
椅子の下にも大谷石のデザインが施されており、宇都宮らしさを感じます。
窓が大きくドアもガラス張りなため、明るく開放感があります。
写真にもあるように、車内だけでなく停留所も、嬉しいフリーwifi!
開放感は運転席にもおよび、運転している様子が見えて息子は大興奮。

現在は時速40㎞程度で走行しているようですが、振動や音も気にならず、乗り心地は快適。
発進や停車もなめらかで、カーブや坂道の揺れもあまり気になりません。
ベビーカーの赤ちゃんも、スヤスヤお昼寝をしていました。
LRTは専用のレールの上を走りますが、交通ルールは車と同じように、電車用の信号で進んだり止まったりしています。
しばらく市街地を走り、鬼怒川に差し掛かると、ガラス張りのドアから景色がとてもよく見えます。

停留所の近くには、工業団地、学校、お店や公園もあり、通勤や通学だけでなくショッピングや観光にも便利そう。
このまま道路上のレールを走ると思いきや、気付くと下は電車の線路のような場所も。

こんなところも走るのね。
終点付近で、とても勾配が大きく長〜い下り坂が登場。
揺れや音もとくに変化なく、静かに下っていきました。
ここは子どもが楽しめるポイントではないでしょうか。(大人の私でも楽しかったです。)
復路でも楽々と上り、安定・安心の走りでした。
最後に停留所もご紹介

停留所はコンパクト。
ベンチはさりげなく大谷石。
地域の写真などが掲示されたパネルがありました。
各駅ごとに違うので、チェックしてみるのもおすすめです。
まとめ
ライトラインに乗ってみて感じたのは、
・外観も内装も高いデザイン性。
・揺れが少なく音も静かで、快適な乗り心地。
・バリアフリー設計や電気モーター駆動で、人や環境にやさしい。
・専用レーンがあるため渋滞に関係ない。時刻が正確で、本数も多いため利用しやすい。
さすが、噂に聞いていた次世代型路面電車。
見て楽しい、乗って楽しいライトライン。
乗り物好きのお子様にはもちろん、大人の方にもおすすめです。
ぜひ、体感されてみてください!
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この記事を書いた人
とちぎのしゅし 編集部
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